27Oct
先日肉芽腫性乳腺炎か乳輪化膿瘍か診断がついていない方のご相談がありました。
遠方にお住いの方からのご相談で、
「乳腺炎が改善されない。肉芽腫性乳腺炎の疑いいあり。(確定診断前)」というメールでのご相談でした。
詳しい状況をお聞きするために、お電話でお話を聞くと、
約3ケ月前に胸にちくちくと鈍痛があり、病院を受診し、マンモグラフィーと、エコー検査をしたが問題ないと診断された。
問題ないとのことだっだので、ほっておいたらだんだん大きくなった。
再び病院に行くと、切開されて膿を出された。その後も膿がたまり再び切開をした。
はっきりした診断はまだされていないがもしかしたら肉芽腫性乳腺炎かもしれない、
肉芽腫性乳腺炎の場合は治療はステロイドの内服しかないと病院では言われている。
ステロイドは飲みたくない、また切開は痛いし、切開してもまた膿はたまるから、切開もしたくないとの事。
肉芽腫性乳腺炎か乳輪化膿瘍かわからないけれども、どちらでも効くように処方してほしいとのご希望でした。
乳輪化膿瘍であれば、清熱解毒、排膿のはたらきの漢方薬を服用いただきますが、
肉芽腫性乳腺炎であれば、免疫調整などのはたらきの漢方薬も必要になります。
今回は両方の漢方薬を配合して服用いただきました。
漢方薬を服用開始してから、1か月経過で、出ていた膿はほとんど出なくなり、ちくちくずきずきしていた痛みもなくなった。
病院からフロモックスとカロナールが出ているが、膿もほぼ出ていないし、痛みもないので、服用していないとの事でした。
結局病院での確定診断は、肉芽腫性乳腺炎だったそうです。
漢方薬服用開始から1か月で、改善が見られ本当に良かったです。
肉芽腫性乳腺炎は難治性であるため、漢方薬はしばらく継続して服用いただく事になりました。
肉芽腫性乳腺炎や乳輪化膿瘍でお悩みの方はお気軽にご相談ください。