33才(女性)子宮内膜症、右卵巣チョコレートのう胞、黄体機能不全

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

2年前にチョコレートのう胞の手術をしたが、半年後に再発。
今年に入り妊娠するも、7週目で流産。

手術をしたほうの右の卵巣の卵ぽうが育ちにくく、卵管もつまり気味。
卵巣や卵管の癒着もみられる。
流産後より左の卵巣が小さくなっていると言われた。

症状は、ひどい生理痛、月経血に塊あり、月経量はすくない。
冷え症、むくみ、生理前のイライラ、憂鬱感。

漢方薬は、

内膜症やチョコレートのう胞があることから、活血剤
イライラ、憂鬱感などから、疏肝理気剤
卵巣機能がかなり低下していると思われるので、補腎剤を処方した。

1ヶ月の服用で、ひどかった生理痛が改善。
月経量が増えた。
また、生理前の憂鬱感やイライラがおさまった。

3ヶ月服用で、流産後排卵しなくなっていた、左の卵巣から排卵した。
また、今まで高温期が10日前後だったが、13~14日続くようになった。

漢方服用より4ヶ月で妊娠。
安定期に入り、妊娠継続中。