不妊症相談(卵巣機能低下、高プロラクチン血症)40歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚1年半、
病院での検査の結果、右側卵管閉塞、高プロラクチン血症。

もともと生理不順で生理は2~3ヶ月に1回
年齢のこともあり、最初から体外受精を勧められ
3回行うも結果が出ず、
漢方薬で体調を整えて体外受精を再チャレンジしたいとご来店。

基礎体温は高プロラクチン血症によく見られる
ギザギザの針山のかたちで
低温期は36度をきることもあり、全体的に低い。
また仕事のストレスもある。

漢方薬は、理気活血薬、補陽剤、炒り麦芽を服用頂いた。

ご主人は
41才、特に体調不良は無いが、精子の運動率30%前後、
ご主人は海精宝を服用頂いた。

1ヶ月服用で月経周期36日目でまだ排卵が無く、
低温期。

もともとホルモン剤を使わないと2~3ヶ月生理が来ないこと
漢方服用から基礎体温は全体的に上がってきたことと、
ギザギザが少なくなってきたことより
もう1ヶ月同処方。

月経周期48日目で排卵、
そのまま高温が続き
妊娠判定。
現在17週。
漢方薬は妊娠により安胎薬にきりかえ
安定期まで服用いただく予定です。

次回の体外受精に備えての漢方薬服用でしたが、
思いがけず、自然妊娠に。
排卵はおくれたものの
漢方服用からはじめての排卵での妊娠に
お客様もびっくりされてました。