不妊症体験談(多嚢胞性卵巣症候群)29歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚3年、不妊治療を始めて、1年

排卵誘発剤など、ホルモン療法を始めて半年経過するが、

妊娠に至らず。

病院では多嚢胞性卵巣症候群と診断されている。

周りの友達がどんどん妊娠しているので、焦る気持ちが強い。

自覚症状は手足の冷え、生理痛、憂鬱感、疲れやすい、肌荒れ

肩こり、首筋のこり

基礎体温はギザギザで、

月経周期は30〜35日。

≪処方≫

漢方薬は

多嚢胞性卵巣症候群という事より、

活血化瘀剤、化痰剤、疏肝理気剤

カンジダになりやすいことから、

清熱利湿剤を服用頂いた。

また生理前に胸の張りが強いことから、

炒り麦芽も合わせて服用頂いた。

病院の治療はお休みするとのこと。

≪経過≫

服用されるうち基礎体温のギザギザが

なくなって綺麗になってきた。

1か月服用で生理が来ないことより、

病院に行くと妊娠判定が出た。

≪考察≫

漢方薬服用から1か月で妊娠というのは、

あまりにも効果が早く

漢方薬が効いたのか、

たまたまなのか、

判断が難しいところですが

3年間の結婚生活、

1年間の不妊治療においても妊娠に至らず、

漢方薬服用から多嚢胞性卵巣症候群に特有の

基礎体温のギザギザが綺麗になってきたという事は、

やはり、漢方薬が妊娠にいい影響をあたえたと

考えられるのでは、と思います。

また年齢が若いということも、効果の早さに原因しているのかも

しれません。