結婚2年、不妊症治療(ホルモン療法)
をはじめて、一年が経過。
6年前に卵巣チョコレート嚢腫の手術をした。
その為か、卵巣機能の低下と
卵管癒着の可能性があると病院に指摘されている。
月経周期が25〜27日と短くなってきている。
オリモノは少ない。
胃腸が弱く、貧血気味。
月経前は必ず痛いくらいに胸が張る。
ご主人は精液検査は良好だが、
フーナーテストはあまり良くない。
同じ治療を続けるのもどうかと思い、
漢方薬を服用したいとご来店。
<<処方>>
癒着の可能性があることより、活血化瘀剤
貧血気味という事より、気血双補剤、
オリモノが少ないことより、補陰剤、
胸の張りがあることより、炒り麦芽を服用頂いた。
<<経過>>
1か月服用で、
10日前後だった高温期が14日続くようになり
基礎体温が綺麗になってきた。
生理前の胸の張りも感じなくなった。
体調も良好。
<<処方>>
体調、基礎体温ともに良いことより、
同処方。
<<経過>>
漢方薬服用から5ヶ月で自然妊娠。
<<経過>>
妊娠後も貧血があるため
気血双補剤を中心とした安胎薬を服用頂き、
現在32週。
<<考察>>
胃腸が弱く、貧血気味、卵管癒着、卵巣機能低下
など、いろいろとある状況でしたが
全体的な体力や妊孕性が上がった事で
妊娠に至った方だと思います。
この様な方は漢方薬で体力の底上げを行う事が、
妊娠への近道のように感じます。