不妊症相談(子宮内膜症)29歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚2年

大学生の頃より生理痛がひどく、月経血に塊が多い。

検査すると子宮内膜症と診断された。

10ヶ月ピルを服用し、子宮内膜症の治療をした。

その後約1年タイミング療法、ホルモン療法、人工授精を3回行うも、

妊娠に至らず。

仕事が不規則なこともあり、

疲れやすく、朝起きた時も疲れがとれていない気がする。

ストレスを感じやすく、

イライラ気分の落ち込みなどもしょっちゅう。

月経周期が長く、排卵が遅れがち。

基礎体温はギザギザで、高温期が短い。

<<処方>>

低温期・・・

活血化瘀剤、化痰剤、田七人参

高温期

気血双補剤、清熱解毒剤、疏肝理気剤

<<経過1>>

1か月服用で、

寝覚めが良くなった。身体が楽になった。

基礎体温は高温期への上昇がスムーズになった。

生理痛はまだあるが、以前に比べると軽くなった。

<<処方2>>

体調良好より、

同処方でもう一ヶ月

<<経過2>>

漢方薬を2ヶ月半、服用で妊娠されました。

<<考察>>

漢方薬の服用で、

全体的な体調がよくなり、

妊娠しやすい体質になったことと、

内膜症などによる骨盤内の炎症が、

改善されたことが妊娠された要因ではないかと思います。