不妊症相談(卵巣機能低下、子宮内膜症)38歳

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚8年

結婚してすぐに、不妊治療をはじめた。

タイミング療法、ホルモン療法、

人工授精3回、体外受精、顕微授精3回行うが、

妊娠には至らず。

病院ではFSHが高いことから、卵巣機能低下と

子宮内膜症、子宮筋腫と診断されている。

基礎体温は2層になっているが、

ギザギザ。

このまま、治療を続けても、結果が出にくいと感じ、

ご来店。

<<処方1>>

低温期は活血剤、高温期は気血双補剤、

全周期に、補陽剤、理気剤を服用頂いた。

<<経過1>>

1か月服用頂き、ギザギザだった基礎体温が穏やかな波形になった。

<<処方2>>

排卵が少し早くなったので、

低温期の補陽剤は補陰剤に変更。

他は同処方

<<経過2>>

排卵時のオリモノも以前より増え、治療に対するストレスも減ってきた。

基礎体温もきれいになってきたため、

再び採卵にチャレンジしようと思うようになった。

<<処方3>>

体調、基礎体温も良好なため同処方。

<<経過4>>

漢方薬ふくようから4か月で再び体外受精にチャレンジ。

8個採卵、3個授精、

うち1個を新鮮胚移植。残りの胚は凍結。

<<経過5>>

妊娠判定プラス。

その後、胎嚢確認、心拍確認。

<<考察>>

治療歴8年で、人工授精3回、体外受精、顕微授精3回されていましたが

4か月きちんと漢方薬を服用されて、

体調がよくなり、精神的な面でもストレスを

上手く流せるようになった事が、

良い結果につながったと思われます。