こんにちは(*^_^*)
先週末
中医不妊症講座に行ってきました。
場所は浜松町です。
一日目はグループに分かれての
症例検討会。
その後懇親会がありました。
その後2次会もありましたが
翌日はびッちり一日講義の為
早目に引き上げホテルでおとなしく寝ました!(^^)!
翌日、
中医師による講義は
①「八期弁証と中医学の応用」
②「妊娠に相応しい子宮内膜への中医学的アプローチ」
③「生殖生理から見る補腎の役割」
私が一番面白かったのは
2の講義でした。
不妊症相談をしてて思う事は
不妊相談者の高齢化が進むなか
卵巣機能低下による不妊症の方がおおいのはもちろんですが
子宮環境の悪化によっておこる
着床障害、不育症の方の割合も非常に多いと感じます。
妊娠することなく30代半ばを迎えると
15歳が初潮だったとして、1年に12回
20年で300回生理がくるわけで
そのたびにエストロゲンにされされて子宮内膜が厚くなる
はがれるを繰り返し
内膜症が悪化し、子宮環境も悪化するという事が考えられます。
妊娠すれば生理は来ないわけですから
妊娠=内膜症の改善
にも通ずるわけですがその妊娠が難しい。
特に子宮内膜症が進んで骨盤内炎症がひどく
卵管癒着や卵管水腫、排便痛や性交痛などがある方は
高度生殖医療などをおこなう場合
採卵の為のホルモン剤でさらに悪化するというケースもあります。
せっかく採卵したのに子宮環境が悪くなり着床しない・・・
しかも
生理痛や生理期以外でも痛みがひどくなる。
もどかしいですね。
講義の中では
卵巣機能低下&子宮環境悪化に対応しての
中医学的な対応や具体的な処方、
妊娠に至った症例などのお話もあり、
今後の相談に生かせる内容でした。
そして午後は
大阪大学医学部保健学科の
大橋一友教授の
「生殖と老化卵子、精子、子宮の変化」
妊産婦の高齢化に伴う問題点など
厳しいお話もありました。
二日間の講義は終了し、
充実の二日間でした。