結婚して2年が経過
3か月前より不妊治療を開始。
月経周期が30~40と
排卵が遅れがち。
ホルモン検査から
多嚢胞性卵巣の傾向にあると思われました。
そのほかには月経痛があり、
憂鬱感やイライラもある。
不妊治療の病院より
当帰芍薬散が処方されているが、
友人より排卵が遅れがちの人には
違ったタイプの漢方薬があると指摘されて
相談に来られました。
<<処方1>>
お友達が言っていた漢方薬は
活血して排卵を促す処方のほうがいいということ
だと思いますが、間違っていませんので
活血剤を基本とし
イライラや憂鬱感なども強く感じたため
疏肝理気剤を服用いただいた。
<<経過1>>
一週間で体調が良くなった感じがしたとのこと。
<<処方2>>
高温期用の漢方薬の気血双補剤と
初回の時にお勧めしたシベリア霊芝も一緒に
服用いただくことになった。
<<経過2>>
服用から一か月経過で
体調も良く生理痛なども気にならなくなった。
<<処方3>>
*低温期
活血剤 疏肝理気剤
*高温期
気血双補剤
*全周期
シベリア霊芝
<<経過3>>
服用から3か月で
妊娠されました。
現在20週順調に経過中。
<<考察>>
多嚢胞性卵巣と思われるタイプの方は
活血剤や痰湿をとるシベリア霊芝などで
改善をはかります。
この方は友人からの指摘で
自分に適した漢方薬を服用されて
早い期間で妊娠されたと思います。