不妊症相談(35歳)多嚢胞性卵巣症候群

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

初回メール相談内容

「妊活中です。多嚢胞性卵巣症候群といわれ、タイミング療法を昨年一年間はしていたのですが

一度の流産を経て今は受診せずにいます。流産後は生理は来ていますが、

なかなか妊娠できずにいるので、漢方薬を試してみたいと思っています。」

とのメールがありました。

後日ご来店頂き詳しく体調などをお聞きすると

結婚されて4年が経過、月経周期は38日、

排卵が月経周期24日目とかなり遅れ、

多嚢胞性卵巣症候群の特徴的な状態です。

浮腫みや、だるさ、胃の調子があまりよくない。

生理中は気分が沈む。

<<処方1>>

活血剤、疏肝理気剤、シベリア霊芝を服用いただいた。

<<経過1>>

月経周期33日と少し改善が見られた。

だるさや胃の調子は前よりもいい。

<<処方2>>

体調良好の為

処方1と同処方。

<<経過2>>

漢方薬服用から2か月経過

高温期が3週間続き

妊娠判定で陽性が出た。

<<処方3>>

安胎を目的とした漢方薬に処方変更。

<<経過3>>

心拍確認でき現在14週。

妊娠継続中。

<<備考>>

多嚢胞性卵巣症候群の方は

排卵しても卵の状態が良くない方が

いらっしゃいます。

そのためタイミングが合っていてもなかなか妊娠に至らなかったり

妊娠しても初期流産をされる方も

いらっしゃいます。

漢方薬を服用することで

良い卵を排卵できるようになり

妊娠に至ったケースと思われます。