不妊症体験談(30歳)卵巣機能低下

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚して6年経過。

仕事を始めたころから生理痛がひどくなってきた。

両卵巣にチョコレート嚢腫(7センチ)があると診断され、

両卵巣の手術を受けた。

結婚して妊活をスタート。

病院で検査をすると両卵巣の手術のためか

年齢の割に卵巣機能が低下しているとのことで、

体外受精を勧められた。

採卵は3回、移植は6回したが一度も妊娠には至らず。

手術した卵巣は片方に2センチのチョコレート嚢胞が再発している。

チョコレート嚢腫が再発している方の卵巣からは採卵は出来ていない。

凍結胚はすべて移植してしまっているとのことで

再び採卵に向けて漢方薬を服用したいとご相談に来られた。

<<処方1>>

補陰剤、補血剤、亀板鹿茸製剤を服用いただいた。

<<経過1>>

いつもは、月経周期10日目で排卵していたが

14日目で排卵した。

卵巣機能が低下すると排卵が早くなる傾向にあるので

改善の兆しがあると思われる。

<<処方2>>

1と同処方で2か月服用

<<経過2>>

漢方薬服用から3か月で採卵、移植された。

妊娠判定が初めて出たが、

残念なことに子宮外妊娠のため

片方の卵管を切除。

その後2か月間妊活はお休み。

その後、タイミングで自然妊娠にチャレンジするとの事。

<<処方3>>

補血剤、補陰剤、シベリア霊芝を服用いただいた。

<<経過3>>

自然妊娠されました。

<<処方4>>

安胎を目的とした漢方薬を服用中。

現在20週。

<<考察>>

初回相談の時

体外受精、顕微授精で移植を何度もされていましたが

妊娠に至っていないという治療歴の長いお客様でした。

漢方薬服用から4ヶ月目で採卵され妊娠されました。

しかし初めての妊娠が子宮外妊娠で、

卵管切除というつらい経験もされましたが

その後、まさかの嬉しい自然妊娠でした。

本当に良かったです。