嬉しい報告(多嚢胞性卵巣症候群)

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

こんにちは。

先日、妊娠されたとの嬉しい報告がありました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断された方です。

遠方からの電話相談で、

漢方薬は配送して服用いただいていました。

漢方薬服用前の状況は

月経周期は30~35日、

毎周期クロミットを服用後、

HCG注射をして排卵をさせるという治療を一年以上されていましたが

妊娠には至っていませんでした。

卵胞は20ミリ以上になっているのになかなか排卵せず、

HCG注射を2~3回打ってやっと排卵するという状況でした。

結婚されて2年、30代前半とまだお若いのですが、

治療期間が長引いて、お友達や、職場の方からの妊娠報告を聞くたびに

焦りを感じ、そういったストレスも妊娠しづらい要因の一つになっているようでした。

漢方薬は20ミリ以上に成長しているにもかかわらず

なかなか排卵しないということから、

化痰剤、活血剤、理気剤に加え破血剤を

月経周期1日目~20日目まで服用いただきました。

PCOSの方はなかなか卵胞が育たないという方、

そして、卵胞は育つけど卵巣の外側の膜が厚くなり

排卵しにくい方がいらっしゃいます。

後者の場合は、破血のはたらきの漢方薬を服用することで

妊娠されるケースが多いと感じます。

漢方薬服用から1か月でむくみや冷えなどの症状が改善され、

2か月目で妊娠されました。

現在は安胎を目的とした漢方薬に切り替えて

服用頂き順調に経過しています。

遠方からなごみ堂を選んで御相談頂き、

良い結果が出て本当に良かったです。

無事にご出産の日を迎えられますようお祈り申し上げます。