不妊症体験談(34歳)多嚢胞性卵巣症候群

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

<<初回相談>>

他県からの相談の為、電話で状況を伺うと、

約一年通院し、排卵誘発剤とタイミング療法を続けた。

ステップアップを勧められたため、転院したが先生との相性が合わず、

通院をやめてしまった。

検査では多嚢胞性卵巣症候群と診断されている。

月経周期は30~38日。

生理痛がひどくここ2か月は排卵痛もひどくなっている。

排卵誘発剤を服用しても排卵しない月もある。

疲れやすい、だるい、睡眠は途中で目が覚める、夢が多い、

頭痛などの症状がある。

<<処方1>>

活血剤、補血剤、理気剤、補気剤、化痰剤を服用いただいた。

<<経過1>>

体調がすごくいいとの事。

疲れ、だるさ、頭痛などがなくなり睡眠もぐっすり朝まで眠れるようになった。

生理痛、排卵痛もなし。

月経周期は37日で生理が来た。

<<処方2>>

体調良好より、処方1と同処方。

<<経過2>>

体調良好、生理痛もないが、排卵痛ひどかった。

月経周期は33日。

<<処方3>>

処方2に加え破血剤を服用いただいた。

<<経過3>>

排卵痛もなくなった。

<<処方4>>

処方3と同処方

<<経過4>>

親しいお友達が妊娠された。

嬉しい事だが、焦りを感じる。

そのことがストレスになったのか、排卵が遅れて

月経周期40日。

<<処方5>>

その後3ケ月同処方。

<<経過5>>

服用から9か月で自然妊娠されました。

現在は安胎を目的とした漢方薬を服用いただき、

妊娠継続中。

<<考察>>

不妊治療をはじめ一年近くたち、

体調も思わしくなく、先生とも相性が合わず、

どうしようかと思っていたところで、

ネットで当薬局を見つけて、メール相談予約された方です。

電話での相談と、ルナルナメディコを使って基礎体温を確認しながら、

漢方薬を配送しました。

体調や基礎体温も徐々に良くなりました。

途中ストレスで、排卵が遅れたこともありましたが、

その後は排卵も順調になり、妊娠されました。