双子ちゃんを連れてご出産のご報告

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは。

先日双子ちゃんを連れて、
ご出産の報告にご夫婦でご来店頂きました。

初めてご夫婦で不妊症相談に来られたのは、
奥様が39歳の時で
4年前の12月24日、クリスマスイブでした。
結婚されて9年が経過しており、
37歳の時から不妊治療をされていました。

最初はタイミング療法でしたが、人工授精、体外受精と
ステップアップされました。
抗ミュラー管の数値が低く、
卵巣機能が低下していましたが、
前年に7㎝の卵巣嚢腫の手術をされていたのが
原因のように思われました。

翌年から体外受精にステップアップされて

採卵回数は6回、
移植回数はもちろんそれ以上です。

採卵回数6回のほかにも
空胞だったり、卵が育たないこともありますから
採卵周期は6回を超えます。

採卵周期や、移植周期に合わせて、
その都度漢方薬の処方を変更しました。

そして昨年の10月、
3日目の初期胚を2個移植して、
なんと双子ちゃんを妊娠されました。42歳の時です。

妊娠中も漢方薬を服用いただき、
今年の初夏に、
元気な双子の女の赤ちゃんをご出産されました。

不妊治療を開始されてから、6年、
なごみ堂に来られてから、4年です。
本当によく頑張ってこられたと思います。

いつも御夫婦で来られ、
私が漢方薬について、
次はこういった処方にしましょう、と提案すると、
奥様は隣に座っているご主人に
「それでいい?」と聞かれます。
ご主人はいろいろと聞いてきたり発言される方ではありませんが
その問いかけに、必ず、
「いいよ。」とうなずかれます。

そのお二人の感じがすごくいいな~
って思っていました。

妊娠がわかった時は、頑張ってこられた奥様はもちろんですが
ご主人も本当に嬉しそうでした。

安定期を過ぎた頃、
何も言わず見守っていらっしゃった、ご主人のお父さんお母さんに報告されたとき、
とてもも喜んでいらっしゃたと聞き、感動しました。
ちょっと鳥肌立ちました。

ご夫婦でいつも相談の時に座っていらした場所に
今回は双子の赤ちゃんをご夫婦それぞれが抱っこしていらっしゃる姿は
本当に感慨深いものがありました。

その姿をずっと私も夢見ていたような気がします。

妊娠前はもちろんですが、
妊娠後も高齢で双子ちゃんを妊娠という大変な状況で
帰るとき、不安な様子で、
奥様が必ず
「また来ます。宜しくお願いします。」
と言って帰られていましたが、

今回ばかりは、
帰るとき笑顔で「ありがとうございました。」
と言って帰られたれました。

こちらこそ長い間、
なごみ堂を信じて、ご相談頂き
「ありがとうございました。」です。

双子ちゃんが、
幸せにすくすくと成長されることを
お祈り申し上げます。