卵巣嚢腫手術後の不妊症相談

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは(^_-)-☆

先日不妊症のご相談がありました。

年齢は30代半ばで、

片側の卵巣は10代の時に卵巣嚢腫で全摘出手術

もう片方は30代初めに同じく卵巣嚢腫で悪い部分のみ手術されたそうです。

10代の手術の時は先生に

「卵巣は、もう一つあるから、とりますね。」

と言われたそうです(*_*;

体外受精を数回されましたが妊娠に至っておりません。

卵巣の予備能をはかる、AMHは年齢よりも低いそうです。

この様に手術後に卵巣機能が低下して、

不妊治療が思うように進まない方を多く見かけます。

卵巣嚢腫の手術は妊孕性に何らかの影響を及ぼすようです。

もちろん手術後もなんの問題もなく、妊娠出産されている方もあると

思います。

またうちのように不妊症相談が多い薬局だから、

そのような方に出会う確率が高いという事もありますね。

卵巣機能が低下した状態を中医学では

腎虚と言います。

それを改善するための補腎剤を使います。

手術後の卵巣機能低下の改善の為に補腎剤を服用されて、

妊娠された方も多くいらっしゃいます(*^-^*)

 

これから

卵巣嚢腫の手術するか、様子をみるかお悩みの方は

妊娠希望かどうか、

大きさや、大きくなるスピード、発癌性のリスクなど、

いろんな事を考慮し、先生によく相談し、

後で後悔のないようにしたいですね(^^♪

 

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