掌蹠膿疱症と不妊症のご相談

こんにちは

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のご相談がありました。

掌蹠膿疱症は、手の平や足の裏に、

水ぶくれや膿をもったブツブツ(膿疱)ができ、それが繰り返される病気です。

膿胞と一緒に赤み、かさかさ、ひび割れ、爪の変形を生じることもあります。

掌蹠膿疱症は、発疹の中の液体からはウイルスや細菌は見つからず、

自己免疫によるものと考えられています。

ご相談のお客様は掌蹠膿疱症が足裏にできており、ステロイド軟こうで治療をされていました。

ステロイド軟こうを塗るとおさまるのですが、

止めると水疱ができるという事を繰り返していらっしゃいました。

漢方薬は清熱解毒剤、柴胡剤を服用いただきました。

漢方薬服用開始から1週間で、できていた水疱がなくなりびっくりしたとの事。

その後は、漢方薬を継続して服用いただき、

ステロイド軟こうを使わずに症状が出ない状態を維持できているそうです。

実はこの方、不妊症のご相談も兼ねていて、

(不妊症の相談がメインで、掌蹠膿疱症もある・・・という事でした。)

良好胚を5回移植しても一度も妊娠したことがないという方でしたが、

漢方薬服用から2か月、一度目の移植で妊娠されました。

もしかしたら、なかなか妊娠しない(着床しない)という事も

自己免疫が影響が影響していたのかもしれません。

無事にご出産されることをお祈り申し上げます。