不妊症体験談(41歳)第2子不妊 卵巣機能低下

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

 

<<ご相談内容>>

第一子を出産して約二年経過。

第二子を希望しているが、育児疲れでとてもそんな気持ちになれない。

とにかく体調を整えたいという事で、ご相談に来られました。

イライラが抑えられない。イライラした後に落ち込む。

疲れやだるさ。

頭が回らない。考えがまとまらない。

婦人科では、AMH が低い、卵巣機能低下と診断されている。

<<処方1>>

活血剤、疏肝解鬱剤、補血剤、補腎剤を服用いただいた。

<<経過1>>

一か月経過で、抑えられないようなイライラはなくなった。

生理の量が増えた。月経周期が25日とまだ短い。

<<処方2>>

処方1と同処方

<<経過2>>

月経周期が27日になった。

以前のような疲れて何もしたくないという状態はなく、

家事育児で動けるようになった。

<<処方2>>

処方2と同処方。

<<経過3>>

体調は良くなってきたが、

タイミングをとらないといけないのだが

その気になれない。

<<処方4>>

処方3に加えて、理気剤を服用いただいた。

<<経過4>>

体調も良くなり、月経周期も整ってきて

服用から約4か月で、自然妊娠されました。

安胎を目的とした漢方薬に切り替えて、服用中。

<<考察>>

第二子不妊は、小さいお子さんの育児をしながら、妊活になる為、

自分の身体のケアに時間や気持ち使うことができず、

体調不良のまま突き進んでもなかなか良い結果になりません。

この方は、まずは自分の身体と精神状態を改善し、

さらに卵巣機能の改善をすることで、

自然妊娠することができました。