21Jul
こんにちは
先日受験生のアトピー性皮膚炎のご相談
をブログにお書きしました。
処方した漢方薬は
清熱化湿のはたらきのある
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
清熱解毒の
金銀花、蒲公英、野菊配合のエキス
などの
皮膚の状態を改善する漢方薬を紹介しましたが、
もう少し詳しく書くと
実際はその処方と合わせて
六君子湯(りっくんしとう)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
など脾胃をととのえる漢方薬も使いました。
簡単にいってしまうと
「アレルギー性の疾患には、胃腸が関係する事が多い」
「胃腸がよくないと肌はよくならない」
ということですが、
もう少し具体的に書くと
脾胃の機能が整っていれば
食べ物を単に消化吸収するというだけでなく
自分にとっての必要な栄養素を
効率よく消化吸収することができ
また、その消化吸収した栄養素を
自分の身体の細胞に変化させるということです。
「脾胃は単なる消化器官系の機能ではなく
食べ物を自己化する機能であり、
「非自己」と「自己」をつなぐ大切な機能である。」
この一文は
「漢方診療のレッスン」から引用させいいただきました。
目から鱗の素晴らしい表現です。
ですから、皆さん、
夏場
こんなにすばらしい機能を持った脾胃を
疲弊させないよう
冷たいもの、脂っこいもの、甘いものの
暴飲暴食は慎みましよう。
特にビールは要注意
はーい