24Sep
こんにちは
この連休は
アトピー性皮膚炎や、ニキビの
新規のお客様が何人かいらっしゃいました。
季節の変わり目となり悪化しやすい時期なのかもしれません。
その中のお一人は41歳女性
顎に大きなしんのあるぼつぼつしたニキビ。
ほほにも、小さなものが。
20歳のころからのニキビで、出て,たり治ったりの
繰り返し。
その間、皮膚科、美容外科、エステ、いいと言われる化粧品
いろいろ試したそうです。
美容外科では、
「このニキビはあなたの心の汚れですから、
うちでは治せません」
と言われたと
いまどき、そんなドクハラあるんですね。
びっくりです。
20年間、いろいろ試した中には
漢方薬という選択肢はなかったんですね
ここにきて、やっと漢方薬。
もっと早く来てもらえば・・・
なんて、手前勝手を思ってしまいます。
慢性化した皮膚疾患は
症状が出ている場所は、皮膚の表面ですが、
感染症などを除き
その皮膚疾患の原因は、身体の中にある事が多いです。
例えば
この女性は
貧血があり、胃腸が弱く、
極端な食生活のアンバランスがありました。
貧血改善のための鉄剤を飲むと胃が悪くなるので
胃薬を飲みながら鉄剤を飲み、
それでも、貧血症の方にみられる、
氷食症(無性に氷を食べたくなり、、
1日に、製氷皿1皿以上の氷を食べる)
になり、それでさらに 胃腸をこわしてしまっていました。
悪循環ですよね。
身体の中がこんな状態で、
顔の皮膚表面を、
化粧品や、エステでどうにかしようとしても、
無理があります。
漢方薬は、
六君子湯
補気健脾剤(胃腸を整える)
と
温清飲
補血剤
(血液を補い肌の代謝を高め、)
清熱瀉火、解毒、涼血、化湿剤
(赤みや炎症を取り、化膿の抑制、抗菌作用)
を処方しました。
皮膚の表面は胃腸の状態や、
血液の状態や、免疫機能といったものの、
結果です。
(心の汚れは関係ありません)
また食生活や、
睡眠の状態、ストレスなども大きく関係してきますから、
ニキビの出ている顔や肌だけに意識を集中せず、
身体の中や生活全般にも目を向けてほしいと感じます。