11Nov
《お悩みの症状》
アトピー性皮膚炎相談
小さい頃よりアトピーで、ステロイド剤を頻繁に塗っていた。
中学生頃からあまりアトピー性皮膚炎の症状は出なくなり、落ち着いていた。
去年の春から受験生となり、生活が不規則になり、頭皮湿疹が出てきた。
追い込みの1月になり、顔や首、背中や、おなかにも症状が出るようになってきた。
赤み、痒み、乾燥、かきこわすと汁が出る。
ステロイド剤を塗っても以前のように良くならない。
お腹が弱く、下痢しやすい。
《処方》
漢方薬は、清熱解毒、補血剤、補気健脾剤を処方。
《経過1》
2週間服用で、赤みはひいたが、痒みはと乾燥は変わらず。
下痢はしなくなった。
もう2週間同処方。
《経過2》
2週間前とあまり変わらず。
漢方薬は、清熱解毒、補血剤、補気健脾剤、にくわえて、
湿熱に対して清熱化湿剤を処方。
《経過3》
漢方薬、服用より2か月目で、あかみ、痒み、乾燥がとれてきた。
皮膚の状態も良くなり、かきこわすこともなくなってきた。
かき壊しのところが良くなる過程で痒みが一時的にでて、
そこから、また悪化という事を、繰り返さないよう我慢してもらった。
ステロイドは痒みがあるときには使用。
《経過4》
漢方薬4か月服用で状態も良くステロイド剤は、ほとんど使用しなくなった。
受験も一段落したため、漢方薬を服用しながら、11時には蒲団に入り、
早起きする。
《現在の状況》
食事は、動物性の脂肪やたんぱく質に偏らず、
コーラなどの清涼飲料水の多飲は極力避けるように、
生活面でも改善するよう指導させて頂いた。