4Apr
こんにちは(^_-)-☆
メニエルで漢方薬を服用いただいている60代女性のお客様が、
同じくメニエル発作が時々でるという
80代のお母様を連れてご来店されました。
60代の方は月に何度かメニエル発作が出ていましたが、
漢方薬を服用し始めて、3か月ですが、
現在メニエルは全くでていません。
80代のお母様は、60代のお嬢さんほどひどいメニエルではないが、
2ヶ月に1回位、発作が出るそうです。
2週間後、母娘で海外旅行に行かれる予定があり
その時に発作がでないよう、
お母様にも漢方薬を服用させたいと、ご来店頂きました。
60代と80代の母娘がお二人とも、
メニエルという事は、
メニエルは遺伝するのかという疑問が生じますが・・・
メニエル発作は
身体の平衡感覚を主る
内耳の三半規管のトラブルによるものです。
三半規管は、リンパ液で満たされており、
その中にある、感覚毛がそのリンパ液の流れを感知し、
その感覚毛の動きを脳に送ることで、
身体の傾きを、判断します。
身体の中に水分を溜めやすい人は、
ストレスや、疲れなどが原因で、
消化機能が低下し、身体の水分停滞がおこり、
三半規管のリンパ液が増加することで、
身体はまっすぐ立っているのに、
三半規管内のリンパ液がぐるぐる回ることで、
めまいがおこります。
漢方薬で身体の過剰な水分を、
外に排出することで、めまいが改善されます。
例えば、
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
真武湯(しんぶとう)
などの処方は、
腸管や組織間隙の余剰水分を血管内に引き込み、
尿として排泄することで
三半規管の機能を正常化し、
めまいを改善します。
メニエルは遺伝するかという問題ですが・・・
メニエル遺伝するというよりも、
メニエルになりやすい、
身体に水をためやすいという
体質が遺伝しているのではないでしょうか。
また、メニエルはストレスが、原因でおこることも多いため、
ストレスを感じやすいという素因と
身体に水分を溜めやすいとという体質と重なり、
メニエルになりやすい身体という事も考えられますね。
仲良し母娘でのご旅行が、
元気で楽しいものとなるよう、
お祈り申しあげます!(^^)!