26Apr
こんにちは(^_-)-☆
大学生のニキビのご相談です。
顔全体にニキビが出来ており、
ニキビが大きく、芯や膿があるため、
ニキビとニキビがくっついて重症化している状態です。
膿を内包して、毛穴の構造が変化し、更に化膿が悪化して、
細菌の温床となっています。
病院では荊芥連翹湯などが
処方されていたようですが、
あまり効果は感じられなかったとの事でした。
漢方薬は
清熱解毒剤の荊防敗毒散など
抗菌作用のある処方を中心に服用頂きました。
漢方薬服用から、
2週間経過時点では赤みがかなり減ってきていましたが、
更に2週間後は、
また前の状態に・・・
そこで、
脾胃不和に対する処方
半夏瀉心湯を合わせて
服用頂きました。
すると、化膿炎症がおさまり、
顔のほとんどの部分を占めていたぼこぼこの
ニキビのエリアが、
半分位になり、
正常な肌が出現してきました。
見た目もかなり改善され、
ほっとしました。
脾胃不和とは、
悪心、嘔吐、心窩部のつかえ、などと、
腹痛、下痢などが同時にみられる状態ですが、
最初の相談では、
ご本人からはそのような訴えはありませんでした。
しかし、よく聞くと、
若干の胃腸障害があったようです。
あまり、積極的に話されない方には、
初回からもう少し、しつこく聞けばよかった・・・
と反省しました。