30May
こんにちは
20代の女性が、
お母様と一緒に
肌荒れのご相談に来られました。
お電話でお問い合わせ頂いた時は
アトピー性皮膚炎という事でしたが、
実際こられてみると
何かのアレルギー反応のような
ちょっと違う感じがしました。
顔には全く出ていません。
見える部分としては
ブイネックから見える胸元は
かき壊したような跡があります。
「お腹や背中も見せてもらえますか?」
とお願いすると
目に飛び込んだのは
大きめのへそピアスでした。
「へそピアスですね・・・
これはいつ頃したんですか?」
とお聞きすると、
4年前、というお答え。
皮膚炎が出はじめたのは2年前で
最近になってひどくなったそうです。
アレルギーの発症は
花粉症と一緒で
その人にとっての
アレルギー物質の許容範囲があり、
それを超えていしまうと
アレルギーを発症します。
ピアスをしたばかりの頃は
大丈夫っだったものが
2年間の間に
許容範囲を超えて
金属アレルギーとなってしまったのかもしれません。
特にピアスはネックレスや指輪などと違い、
皮膚表面だけでなく、皮膚組織にも接することから
アレルギーを発症しやすいともいえます。
ピアスはサージカルステンレスという
アレルギーを発症しにくい金属だそうですが
100%発症しないわけではありません。
なごみ堂に来られる前は
皮膚科に通われていたそうですが
ちゃんと症状はみないで
薬だけ処方されていたそうです。
「男性医師だと、
お腹を見せろとは言いにくかったのかもしれませんね。」
とフォローしましたが
「女医さんでしたし、へそピアスは見てましたが、
それについては何も言われませんでした。」
う~ん
フォローのしようがありません。
このお客様は
金属アレルギーが原因とは
言いきれませんが
可能性のあるものは排除したほうがいいので
ピアスは外して頂き
漢方薬を服用頂くことにしました。
以前、
歯の治療で金属の詰め物をしてから
ひどく肌荒れした方や
カラーコンタクトをしてから
ひどいニキビが出はじめた方がありました。
肌荒れの原因は
いろんなことが考えられます。
ホルモンバランスの崩れなどの
内的な要因もありますが、
外的要因もあります。
肌荒れが始まった時期や
ひどくなった時期を振り返って
その頃から始めた事はないか、
など、
原因を考えてみることも大切ですね。