5Sep
こんにちは。
不妊症や生理痛のご相談で
最近非常に多いと感じるのは
子宮内膜症や卵巣チョコレート嚢腫のご相談です。
子宮内膜症とは
子宮内膜に似た組織が子宮腔内以外
骨盤や卵巣(卵巣チョコレート嚢腫)に入り込み
生理のたびに炎症や癒着をおこす病気です。
子宮内膜症になると
生理痛がひどくなったり、
生理期以外にも痛みを感じたり
悪化すると排便痛や性交痛などを感じる方もあります。
子宮内膜症で卵巣嚢腫なると
卵巣機能低下の原因になり、卵管癒着、骨盤内炎症など
不妊の可能性も高まります。
ここから本題ですが
子宮内膜症がなぜ起こるか
中医学的に考えると
一つには
瘀血(おけつ)が発生すると
血腫や組織変性、組織増殖がおこります。
あるべきところではない場所に物ができます。
子宮筋腫や子宮内膜症が出来てしまいます。
瘀血の改善には活血化瘀剤が適応します。
子宮内膜症の原因である瘀血を取り除くことで
改善します。
もう一つの対応として
清熱解毒のはたらきの
五味消毒飲の加減方の五涼華(金銀花、野菊花、蒲公英、紫花地丁、龍菱)
や三金湯(金銀花、野菊花、蒲公英)
を服用することで
子宮内膜症による炎症や痛みを改善します。
話は変わって
なぜ昔はほとんどなかった子宮内膜症が急増しているか・・・
はっきりしたことはわかっていませんが
環境ホルモンや、生理用ナプキン、
またパソコンや携帯が普及することで
慢性的な運動不足による瘀血の発生
などが考えられるのではないでしょうか。
子宮内膜症でお悩みの方は
お気軽にご相談ください。