22Oct
こんにちは。
最近よく耳にするAYA世代
おおむね15~29歳、
15~39歳と定義されている場合もあるそうですが
10歳も違って定義といえるのか?
という気もしますが、
最近できた言葉だから
仕方ないのかもしれません。
小児がんでもなく成人のがんでもなく
この世代のがんの罹患者が少ないことから
その専門家が少なく
治療法が確立されていないそうです。
水泳選手の池井璃花子選手はまさにその世代ですね。
先日、
医療機関にお勤めの方に伺ったのですが、
AYA世代のがん患者が治療によって
生殖機能にダメージを与えるため
その治療前に生殖医療機関で採卵をしたいが
生殖医療機関も不妊治療の患者さんで
手いっぱいの状況で、
癌治療の医療機関から生殖医療機関へのルートが
思うようにできないことが
もどかしいとおっしゃっていました。
治療前に採卵をしておくことができれば
将来、結婚や妊娠出産への希望を持つことができます。
そうすることで、
癌治療に対するモチベーションも上がり
治療成績も上がるそうです。
そうですよね、
10代、20代、
周りの友達が、恋愛や進学や就職と
夢や希望を語っている中
自分はつらい治療の日々
そのうえ将来の妊娠や出産もあきらめるという現実を受け入れるのは
本当につらいことです。
AYA世代、がん治療前の生殖医療という
体制が早くできるといいですね。