15Oct
こんにちは。
めっきり秋らしくなってきましたね。
こういう季節の変わり目は体調を崩す方が増えますね。
先日久しぶりにご連絡頂いた方は、
秋になると、
めまい、浮遊感、吐き気、耳鳴り、耳のつまり、難聴、
が必ず出てくるという方です。
初めてなったのは4年前の秋で、
毎年10月になると発症するそうです。
「1年目はイソバイドなどの利尿剤で良くなったが、
2年目はイソバイドでは良くならず、
お近くの漢方薬局で相談し、
滋腎通耳湯で良くなったが
今年はそれでは良くならない・・・」
と相談がありました。
「身体が慣れてきちゃうんでしょうかね~」
と、ほとほと困っている様子でした。
それでなごみ堂のホームぺージをご覧になって
遠方から電話相談でした。
漢方薬は利水剤や化湿剤などを服用いただき、
1か月服用で、ほぼ症状は治まりました。
予防的に春先まで服用いただき、
また秋にご連絡しますと。
そして再び今年も秋になりお電話がきて
再び漢方薬を服用いただきました。
「最初は効くけど2年目はダメ・・・」
と言われていたので心配していましたが
昨年と同じ処方でしたが、
めまいや耳鳴りは出ていないそうです。
慣れてしまってなくて、
ちゃんと効果を発揮してくれて良かったです。
めまいや耳鳴りは内耳液の増加で起こります。
利水剤や化湿剤などの漢方薬は
内耳の組織の余剰水分を血中に引き込むことで
内耳液を正常化して、めまいや耳鳴りを改善します。
この方の場合、
イソバイドなどの利尿剤が効かなかったのに
利水のはたらきの漢方薬が効いたのは
イソバイドが腎臓で水分を引き込む働きに対して、
漢方薬は内耳の余剰水分を直接血中に引き込むことで
内耳液を正常化するためと思われます。
身体の水分量は成人の場合60~55%をしめています。
それをなくすことはできないのですが、
あってはいけないところに余剰水分があると
色々と悪さをして体調不良になります。
余剰水分を正常な場所に戻せば
体調不良は改善されます。
めまいや耳鳴りでお悩みの方は
お気軽にご相談ください。