漢方治療はがん手術後の体力回復を促進し、抗がん剤療法や放射線療法における副作用を減らすことにより通常療法の欠点を補い、がん患者の延命やQOL(Quality of Life=生活の質)の向上に寄与することが数多く報告されています。
漢方は、体の不調を正常な方向に戻す手助けをし、私たちが生まれながらにして持っている生体防御システムや自然治癒力を活性化させるための治療手段です。がんを持った体では、いろいろな生体機能のバランスが乱れており、それが悪循環を生んでいます。
たとえば、消化吸収機能が衰えてくると栄養状態が悪くなり免疫機能も低下します。免疫力が低下すると感染症などにかかりやすくなり、ますます食欲や体力がなくなります。体力が低下すると血行も悪くなって体に老廃物が蓄積するようになります。老廃物が蓄積し体の新陳代謝が低下すると、ますます治癒システムが働きににくくなります。
これらの悪循環をどこかで断ち切って、体の防御システムや治癒力を立て直してやれば、がんに対する抵抗力を高めることができ、がんの縮小や延命の手助けにもなります。
有効な治療法のない進行がんの場合には、体の免疫力や全身状態の改善を行って、QOLの改善をはかりながら少しでも長くがんと共存していくという戦略も必要です。
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