不妊症相談(38歳)第2子不妊更新しました

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

 

以前

 

漢方薬を服用頂き、2か月で妊娠、出産された方が

 

第2子希望でご来店。

 

出産から一年半で断乳し月経も開始し、半年が経過。

 

自己タイミングで頑張ったが、

 

妊娠には至らず相談に来られた。

 

基礎体温は全体的に高くギザギザ。

 

婦人科にはかかっていない。

 

<<処方1>>

 

低温期は

活血剤、理気剤

 

高温期は気血双補剤、理気剤、清熱解毒剤、

 

全周期に 補陽剤を服用頂いた。

 

<<経過1>>

 

排卵早く基礎体温も高い。

 

<<処方2>>

 

今周期はご主人が出張でタイミングがとれないため、

 

全周期 補血剤 理気剤

 

補腎剤は補陽剤から補陰剤に処方変更

 

<<経過2>>

 

ホルモン検査をしたところ

 

特に問題ないといわれた。

 

基礎体温はまだ高いが

 

全然なかったオリモノが増えてきた。

 

<<処方3>>

 

低温期は理気剤 補血剤

 

高温期は理気剤 気血双補剤

 

全周期補陰剤(枸菊地黄丸から知柏地黄丸に変更)

 

<<経過3>>

 

基礎体温が全体的に下がってきて

 

特に低温期が下がってきて綺麗な2層になってきた。

 

<<処方4>>

 

処方3と同処方

 

<<経過4>>

 

基礎体温と体調もいい。

 

排卵時にはオリモノも増えている。

 

 

<<処方5>>

 

処方3と同処方。

 

<<経過5>>

 

妊娠判定陽性

 

<<経過6>>

 

妊娠中も順調に経過し 来月出産予定。

 

<<考察>>

 

第一子希望の時は漢方薬服用から2ヶ月で妊娠されましたが、

 

今回は約半年かかりました。

 

年齢的なものと

 

育児と仕事をしながらの妊活という事で

 

第一子の時とは違うストレス等もあったと思われます。

 

また漢方薬の処方としては

 

第一子の時は補腎剤は補陽剤を服用いただき

 

妊娠されましたが

 

今回は補陰剤で基礎体温が安定しました。

 

これも年齢的に

 

体質が陽虚から陰虚に変化したためではないかと思います。