ストレスと不妊症

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

こんにちは。

先日妊娠されたとの嬉しい報告がありました。

37歳、ご結婚されて9年目、現在7歳のお嬢さんがいらっしゃいます。

お一人目は自然妊娠されたので、

お二人目も普通に授かると思われていたそうですがなかなか授からず

3年前よりクリニックでタイミング療法、人工授精ををされていました。

卵管造影検査は問題なく、

ヒューナーテスト、精子検査もも問題ないとのことでした。

基礎体温表を見ると

月経周期が安定せず、25日周期だったり、35日周期だったり

バラバラです。

周期がバラバラということは排卵日も安定しませんので、クリニックでタイミング指導をしてもらわないと

難しい状況の様でした。

月経周期が安定しない、つまり排卵が早かったり遅かったりするのは、

ストレスによるものが多いと思われます。

問診表の質問事項の

神経質、イライラ、不安感、思い悩む、よく笑う、人に気を使う、悲しむ、驚きやすい

にすべてチェックがついていたことからも、ストレスが妊娠しずらい要因になっていると思われます。

漢方薬はストレスをうまくながせるようにしていく、

疏肝解鬱剤を中心として、

第二子不妊の方によくある要因の血虚

(これは第一子を出産授乳などが原因と思われます)

を改善する

補血剤などを服用いただきました。

2か月間服用いただき、基礎体温が安定してきて

妊娠されました。

ストレスから自律神経のバランスが崩れるとホルモンのバランスも崩れます。

極端な例ではストレスで生理が遅れたり(排卵が遅れたり)

無月経になったりすることもあります。

妊活や不妊治療が長引くとそれ自体がストレスになる事もあります。

イライラや、気分の落ち込み、不安感などの改善には

漢方薬が有効です。

「ストレスが原因かな・・・」

とお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。