不妊症体験談(36歳)黄体機能低下、高プロラクチン血症

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

結婚して6年経過

タイミングはとっていたが、

ご主人の転勤が多い事からなかなか不妊治療ができなかった。

福岡に引っ越してきて検査をしたところ

高プロラクチン、黄体機能が低いと指摘された。

卵管造影検査は1年前にして問題なし。

精子検査も問題なし。

その後人工授精を4回したが妊娠には至らず、

次回病院からは体外受精をすすめられると思うので、

体調を整えて体外受精をしたいということで

ご相談に来られた。

基礎体温は高温期が短く、生理前に胸が張る、胃腸が弱い

睡眠が浅く、夢が多い、疲れやすい、イライラ、気分の落ち込みなどの症状あり。

<<処方1>>

疲れやすい、夢が多いなどから、気血双補剤、

黄体機能低下、高温期が短いなどから補陽剤、

イライラや、気分の落ち込みなどから疏肝解鬱剤

高プロラクチン血症より、炒り麦芽を服用いただいた。

<<経過>>

一か月服用で自然妊娠されました。

<<考察>>

漢方薬服用から1か月で妊娠されました。

服用開始からあまりに早い妊娠ですが

結婚から6年経過し、人工授精4回しても妊娠されず・・・

という経緯を考えると

漢方薬が妊娠への要因になったとみて良いように思います。