不妊症相談妊娠事例(29歳)卵巣機能低下

この記事の監修者
片山智子
漢方薬なごみ堂 / 漢方薬剤師
片山 智子
東京・横浜・札幌などで漢方薬の経験を積んで参りました。 女性薬剤師として、女性ならではのデリケートなお悩みをご相談ください。お身体の状態をよく伺った上で、あなたに合った漢方薬をご提案させていただきます。 なかなか相談できない…などと一人で悩まずに、一度ぜひご来店ください。

<<ご相談内容>>
最初はメールにてお問い合わせをいただいた方の体験談です。

「現在、不妊治療で婦人科に通っているが、卵巣や子宮の状態を少しでも良くしたい。また、もともと冷え性が強く、体質改善をしたい」

とのご相談でした。

ご来店頂き、詳しくお話を伺うと、月経周期は26日とやや短めで、排卵が少し早い傾向があることから卵巣機能低下が考えられました。さらに、橋本病(甲状腺機能低下症)をお持ちで、イライラや気分の落ち込み、疲れやすさ、だるさ、冷えといった症状も見られました。

そこで、体の土台を整え、妊娠しやすい状態へ導くために、補腎剤と理気剤の漢方薬を服用していただきました。

服用から約1ヶ月が経過した頃、「足先まで温かくなってきた」「イライラすることが減り、気持ちが安定してきた」といった変化が見られるようになりました。

その後の周期でも排卵がやや早い傾向があったため、補腎剤を増量し、ホルモンバランスと周期の安定を意識した調整を行いました。

そして服用から約3ヶ月後、自然妊娠されたとの嬉しいご報告をいただきました。

<<考察>>
今回のケースは、冷えや気の巡りの滞り、ホルモンバランスの乱れなどを整えることで、本来備わっている妊娠する力が引き出された一例といえます。

不妊治療と並行して、漢方で体質を整え、妊娠しやすい土台をつくることはとても大切です。