7May
こんにちは
私がお客様に処方する漢方薬の中で
お気に入りの処方のひとつに
温清飲(うんせいいん)
があります。
前にも言いましたように、
お客様の証に(体質や状態)
にあっていることが前提の話ですが。
温清飲はいろんな病気、病状
に使いますが、
私は大人ニキビの方や湿疹に使うことが多いです。
温清飲は
四物湯(しもつとう)と
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
を合わせた処方です。
四物湯+黄連解毒湯=温清飲
四物湯は
(補血剤)の基本骨格ですから
血液を補い、ホルモンバランスを整えたり
肌の代謝をととのえます。
黄連解毒湯は
清熱解毒のはたらきがありますから
赤みや炎症を改善します。
四物湯だけだと
肌の代謝は高まりますが
血液循環がよくなることから
炎症が増すことも、
黄連解毒湯だけだと
赤みや炎症がとれても
肌の代謝がよくならないと根本的な
肌荒れの改善にはつながりません。
よって2つの処方の長所、短所
を調和することで
四物湯 + 黄連解毒湯=温清飲
肌の代謝を高め 炎症をとる =肌荒れよくなる
理にかなってってますよね。
また2つの処方のはたらきから
肌荒れやニキビで相談したが
おもいがけず
生理不順がよくなった、
イライラや不眠症がよくなったなどの
副産物もあります。
服用にあたっては
医師、薬剤師にご相談くださいね
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