18Jul
こんにちは
先日出産予定日を2週間後にひかえた
お客様がいらっしゃいました。
自宅出産をされるため、
そのケアをする助産師さんから、
産前産後に体調を調えるための漢方薬を
服用するように言われたとのこと。
当然ですが産前と産後では身体の状態が全く違うので
服用する漢方薬も違ってきます。
産前は陰陽でいうなら究極の陽
産後は陰に転換します。
その為2週間づつ
違った漢方薬を処方しました。
産前用の漢方薬は
むくみやだるさの症状があったため、
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
帰脾湯(きひとう)
産後用の漢方薬は
芎帰調血飲第一加減
(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
処方しました。
以前
お気に入りの処方
↑ ↑ ↑
で紹介しましたが、
この漢方薬は
活血剤(血液の流れを良くし)
補血剤、(血を補い)
理気剤、(自律神経のバランスを整え)
補気剤、(胃腸のはたらきを良くし、気力を補う)
が配合され、
産後のホルモンバランスや
自律神経のバランスを整えてくれます。
そのため
マタニティーブルーなどの予防などには
もってこいの処方です。
この漢方薬は子宮収縮作用があるため、
悪露排出などの助けにもなり産後の身体の
ケアにも最適です。
また
産後1か月以上が経過し
悪露の排出も終了する頃になると
赤ちゃんもおっぱいを飲む量が多くなってきます。
おっぱいはお母さんの血液から作られますから
補血剤(血液を補い)
補気剤(疲れなどを改善する)
の配合された十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)などが
がおすすめです。
産後、実家に帰らず
慣れない赤ちゃんの世話を一人でする方も
いらっしゃると思います。
つい赤ちゃんを優先してしまうため
自分の身体や心のケアを、にの次にしてしまいがちですから、
赤ちゃんの為にも
是非お母さんの身体もいたわってあげて欲しいと思います
先ほどの2週間後に予定日を控えたお客様が
無事元気な赤ちゃんを出産されることを
お祈り申し上げます