27Jul
こんにちは
朝からかんかん照りの福岡です
先日、夕立と陰陽の関係をブログに書きました。
大自然は
かんかん照りと夕立で、陰陽のバランスをとっている
というお話ですが、
その大自然のなかで生きている人間も
陰陽のバランスで健康な身体を維持しています。
大自然が大宇宙なら、
人間の身体は小宇宙です。
話がちょっと壮大になってきました
例えば、
今本当に気を付けないといけない
熱中症は
身体の水分が失われ身体が熱を持ち
陽が盛んなオーバーヒート状態です。
以前も熱中症予防に漢方薬でも書きましたが
そんなときは
脱水を予防し、元気をつけて抵抗力を高め
陰分を補って身体に水分を保持する働きのある
生脈散(しょうみゃくさん)や
麦味散顆粒(ばくみさんかりゅう)
が予防薬として服用されることをおすすめします。
オーバーヒートを予防する冷却水のようなものです。
また
更年期障害の症状として、
イライラ、のぼせ、ほてりがあります。
これは陰陽でいえば陽が盛んな状態です。
身体の中に雨を降らさなければなりませんが
それは出来ないので、
補陰剤の漢方薬の登場です。
例えば知柏地黄丸(ちばくぢおうがん)。
知柏地黄丸は六味丸という潤す作用の補陰剤に
清熱作用のある黄柏、知母が入った
処方です。
潤して清熱することで
のぼせ、ほてり、イライラなどの症状も改善され
身体のバランスをとることができます。
自然のなかで生きている人間の身体も
自然の中の一部ということですね。
季節や気候の変化、
自分の体調の変わり目などに
バランスを崩したとき、
漢方薬がバランス回復の手助けになってくれると思います