5Sep
こんにちは
福岡は今日は珍しく晴れてます
しかし晴れててもいつどしゃ降りになるかわからなく、
外乾しは怖くてできず、今日も部屋干しです
今日はお気に入り処方⑧
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
について。
痰濁上擾、脾胃湿困 に対して処方します
痰濁上擾、脾胃湿困 とは・・・
胃腸のはたらきが低下する事で、
消化管内の水分を排出できず、
余分な水分が上昇することで、内耳の三半規管の
リンパ液が増加し、めまいやふらつきが生じる。
ほぼメニエル氏病に相当します。)
半夏白朮天麻湯は
補気健脾剤で過剰な水分の吸収排泄を正常化することで
胃腸のはたらきを改善し、
熄風剤の天馬でめまい、フラツキを改善します。
体内の水分過剰によるめまいや、フラツキメニエル氏病は、
湿度の高い日本では比較的多い疾患です。
またメニエル氏病は男性と比較すると女性に多いです。
中年以降の女性に多く、
更年期障害とメニエル氏病が合わせ技でやってきて、
婦人科、耳鼻科、心療内科などめぐりめぐって
最後に藁をもつかむ思いで来られる方もあります。
メニエル氏病に女性が多いのは
男性に比べ、
胃腸が弱い傾向にあるという事が理由でしょうか。