19Oct
こんにちは
朝晩冷えてきて、乾燥しやすく
風邪をひきやすいこの時期の
お気に入り処方⑫は
麦門冬湯(ばくもんどうとう)です。
なごみ堂にも風邪のお客様が
ここ最近ちらほらお見えです。
麦門冬湯は
気陰両虚に対しての気陰双補剤の為
気管支や咽、肺を潤すはたらきがあり、
体力の落ちた、高齢の方や、お子さん
妊婦の方にもお勧めです。
気管支粘膜が乾燥し、
ちょっとした刺激で咳がでて、
咳こみが止まらない方や妊娠咳の方
風邪で、熱や鼻水は治まったが、
咳だけ残っている方
潤燥化痰(痰を潤して、
痰の切れを良くする)のはたらきから、
からぜきや、
痰がからんで切れにくい方や
乾燥した咽喉を潤す事から、
咽のイガイガ、
喉の痛みにも奏効します。
咳は夜になるとよけいに出やすくなり、
咳で目が覚め、咳き込みが止まらず、
寝不足になり、
さらに治りが悪くなる方も多いようです。
また麦門冬湯は補陰のはたらきから
肌の乾燥や、熱中症の予防などにも
用いられる、すぐれた処方です。
乾燥し始めるこの時期
咽喉から手が出るほど欲しい潤い
麦門冬湯お勧めです。
(乾いた心は潤せません・・・残念)