22Oct
こんにちは
日中は温かいのですが
朝晩は冷えてきました
こういう時が最も風邪をひきやすい時期です。
毛布を着ているクレバーも
丸まっています。
皆さん風邪には気を付けてくださいね。
という事で、
今日のお気に入り処方⑬は
香蘇散(こうそさん)です。
前回のお気に入り処方⑫麦門冬湯と同じように
風邪によく使われる処方です。
香蘇散は
辛温解表剤
(発汗を調整することにより発熱、頭痛、
など風邪の諸症状を改善する。)
であると共に
理気、化嘔剤でもあるため
風邪だけでなく、憂鬱感、抑うつ感の
改善にも使えるます。
また、香蘇散は
香附子、紫蘇葉、陳皮、生姜、甘草の
5種類の生薬からできており
妊婦さんや高齢者の風邪
にも安心して服用できます。
そして香蘇散は
他の作用の漢方薬処方と併用することで、
主たる漢方薬に
理気の作用(抑うつや、憂鬱の改善)を
プラスすることもできます。
使い勝手のよい漢方薬です。
蕁麻疹、魚介類の中毒という
使用法もあるようですが、
香蘇散に含まれる、生姜、紫蘇葉は
刺身の薬味につけられるもので、
納得できるようでもありますが、
中毒になって、香蘇散を飲むより、
なる前に刺身と一緒に薬味を沢山とった方が、
合理的なのでは・・・
と感じるのは私だけでしょうか
蕁麻疹に関しては
最近は
原因不明、又はストレス性の蕁麻疹が増えており、
ストレス社会である現代、
理気剤である 香蘇散は
益々出番が増えてきそうです。
麦門冬湯で潤った後は
香蘇散で気分スッキリ