26Oct
こんにちは
今日のお気に入りの処方⑭は
寒い季節にお勧めの処方、
温経湯(うんけいとう)です。
ご存じの方も多いと思います。
温経湯は
温経散寒(筋肉や関節などの血行促進をする事で温める)
温中散寒(内臓などの血行促進にはたらいて、機能を改善する)
滋陰補血(血液を補い潤してして乾燥を改善する)
などの働きがあり、
上熱下寒に使用されます。
上熱下寒
とは簡単に言うとのぼせ冷えの状態で、
下半身の血流障害が慢性化することで
下半身は冷え、
血流障害により肌の代謝が低下し
上半身は乾燥し
ほてりやのぼせ、出てくる状態。
火照るのでさらに乾燥する、
その乾燥でまた火照る
という負のスパイラル
いくら外から化粧水、乳液、クリームを塗っても
乾燥とほてりはとれません
冬場の乾燥した時期
暖房のきいた部屋などでこの状態になりやすい方は
多いのではないでしょうか
こんな時は温経湯を服用し、
下半身の血行を良くし、
肌の代謝を高め、肌を潤して
身体の中からの改善をお勧めします。
また温経湯は温める作用から、
不正出血や生理痛にも効果がありますし、
補陰の効果から、不妊症などの方で、
排卵時期にオリモノが増えない方にも
お勧めです。
また補陰効果の麦門冬、阿膠、が咽喉や気管支粘膜を潤し、
化嘔の効果の半夏が配合されていることより
咳や、喘息などの予防としても使えます。
今年の冬は
女性にとって最大の敵
冷え と 乾燥を
温経湯 でブロック
テレビのコマーシャルみたいになりました