2Nov
こんにちは
先日テニスのラケットで顔面を撃って、
目の周りが青たんになってからは
朝まずすることは
洗面所で鏡を見ることになりました。
「夜のうちに劇的な回復してないかな~」
と、あわい期待。
しかし・・・
今のところ薄くなっている様子はありません。
青紫色が重力とともに、頬のあたりに下がってきて、
ほうれい線にそって小休止している感じ
「おーい、
そこは一番とどまっちゃいけない場所
いっきに下まで駆け抜けてちょうだい。」
と懇願しております
どうでもいい話ですね。
失礼しました
そして、本題の
今日のお気に入りの処方⑬は
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
清熱化湿、利水のはたらきを主としていますが、
消炎、抗菌、解毒などの効果や
滋陰補血、の効果もあるため
おおくは肝臓や胃腸、生殖器などの炎症(カンジダ膣炎、
尿道炎)などに用いられます。
また湿熱に適している為、
最近はアトピー性皮膚炎に対しての
使用頻度が増えてきます。
湿熱とは熱証であるために炎症が基本としてありながら、
水分停滞もあるためにうまく熱を発散できない状態です。
アトピー性皮膚炎の方でが
「熱がこもった感じ」と表現されるのは
まさにこの状態だと思われます。
炎症をとり、水分停滞を改善し
地黄や当帰などの滋陰性の成分で乾燥を改善します。
炎症とりながらも乾かし過ぎず、
皮膚を正常化していくのにバランスのよい処方です。
竜胆瀉肝湯というと
どちらかというと、尿道系、生殖器系の漢方薬のイメージ
ですが、
抗生物質がある現代は
急性の病気はそちらに任せて、
昔は無かった
アトピー性皮膚炎や複雑な病気に
竜胆瀉肝湯の出番があるのかもしれませんね。