8Nov
こんにちは
今日の福岡は久しぶりの雨です
行楽シーズンで週末、お出かけを予定してた方は残念ですね
お気に入りの処方⑯
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。
肌荒れやニキビに対して使用頻度の多い処方です。
荊芥連翹湯は温清飲を基本としていますので、
リンクはってます。
清熱解毒、補血、活血の(肌の代謝を高めながら、炎症をとる)
はたらきがあります。
その温清飲に連翹、薄荷、柴胡、桔梗、荊芥、枳実
などが加わることで
祛風、止痒、排膿の効果がさらに加わります。
よって、温清飲よりも化膿炎症の強いタイプの
ニキビ肌荒れに使われます。
例えば10代や20代で、
若くて、元気のあるニキビ、
ぼこぼこと、うれた感じのニキビ
大きな膿やしんあるニキビ
肌がいつも脂浮きしているような肌のタイプ
の方に向いています。
ニキビに良く使われている清上防風湯もありますが、
清上防風湯は荊芥連翹湯から補血の四物湯を
抜いたものとほぼ等しい処方です。
一概には言えませんが
補血作用の四物湯で肌の代謝を高めながら炎症をとる
という意味では、
清上防風湯と比べると、
四物湯の入った、荊芥連翹湯の方が、
バランスがいいように思います。
10代20代のニキビ肌荒れは、
本人にとってはつらい悩みだと思います。
いろいろやってみて治らなければ、
漢方薬も選択肢の1つとして
考えてみてもよいのではないでしょうか