1Dec
こんにちは
月経困難症の16歳のお嬢さんのご相談です。
生理の時の、腹痛、頭痛、吐き気、が
とにかくひどい。
初潮は11歳から。
徐々に生理痛がきつくなってきて、
中2の頃には痛みの為
生理期間は学校を休むようになった。
一般的な鎮痛剤では
ほとんど効果がない。
婦人科で超低用量ピルを処方してもらい、
まったく生理痛はなくなった。
しかしその超低用量ピルによる
副作用で死亡者が出たという
報道が
その副作用とは血栓症です。
死亡にまで至らなくても
血栓症の副作用は、
かなり出ているようです。
リスクが高いのは
年齢的には35歳以上
そして喫煙者。
しかし、親としては、そういった副作用が起る
可能性がある薬を飲ませたくは
ありませんよね。
お母さんが心配になり
「ピルをやめて、
漢方薬で生理痛を改善することは
出来ませんか?」
という事でご来店頂きました。
処方した漢方薬は
活血化瘀剤の
折衝飲(せっしょういん)
と
鎮痙、鎮痛効果のある
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
最初の2か月はピルと併用です。
3ヶ月目は勇気を出して、
漢方薬のみで.
(以前の生理痛のひどさを考えると、
ピルを止めるのが怖かったそうです)
ピルを止めても生理痛は全くなし。
4か月も生理痛はなし。
お母さんは
「こんなことなら、
早く漢方薬に切り替えればよかった」
ホントに良かったです。
日常生活に支障をきたすほどの
生理痛の場合は、
薬を使って痛みを
コントロールすることも必要ですが、
今回のような
副作用があるとわかれば、
やはり使えません。
そんな時こそ次の選択肢として、
漢方薬を考えて
頂ければと思います。
(最初から漢方薬と
思って頂けると、もっと嬉しいのですが・・・ )