17Mar
こんにちは(^_^;)
今日はお気に入り処方⑳
当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)です。
処方の構成は
鎮痙鎮痛の芍薬甘草湯に、
温める効果の桂皮、生姜をたした桂枝加芍薬湯
に更に補血効果の当帰をたすと、
当帰建中湯となります。
よって、
血虚(血の滋潤・栄養の低下)
が明らかな冷えや痛みに効果があります。
良く使用する疾患は生理痛や産後の体調不良や腹痛です。
生理痛では生理の後半にひどくなる痛みに効果があります。
以前紹介したお気に入り処方⑰折衝飲(リンクはってます)
は
瘀血(血液の停滞)による生理痛に効果があり、
生理開始1〜3日目に痛みが激しいものに効果があります。
漢方薬は同じ生理痛でも
証(病状や状態)が違えば違う漢方薬を使います。
以前食中毒と葛根湯(リンクはってます)
でお話しした、
異病同治(異なる病を同じ方法で治療する)
の逆の
同病異治(同じ病を異なる方法で治療する)です。
その生理痛が
血虚によるものか
瘀血によるものかで、
使う漢方薬が違ってくるということですね。
「生理痛にはイブ」
的な
選択は出来ないですので、
是非、薬剤師にご相談ください(^^♪
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