2Nov
こんにちは(^_-)-☆
日中は温かいのですが、
朝晩は冷えこむようになってきたこの時期、
冷え性のご相談が増えてきました。
冷え性と一言で言っても、
タイプや原因は幾つかに分けられ改善の為の漢方薬も違ってきます。
陽虚タイプ 「人参湯 八味地黄丸」
もともと陽虚(温煦機能の減退)体質か
病気などで、陽虚となり、身体を温める力がない。
手足が冷えやすく、元気がない、気力がない。
手足の冷え、顔色や唇が白い。
湿盛タイプ 「防已黄耆湯、苓姜朮甘湯」
水分代謝が悪く、身体に湿を溜めこみやすいために、
身体が冷える。
身体が重だるく、頭痛、頭重、下痢、浮腫みなどがある。
血虚タイプ 「当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯」
血虚体質により、血の温養機能の低下により、
冷えを感じる。
顔色が悪い、皮膚に艶がない、頭のフラツキ、
動悸、息切れ、目のかすみなどがある。
瘀血タイプ 「桂枝茯苓丸、桃核承気湯」
血流にに停滞や鬱血により、熱産生が妨げられ、
冷えを生じる。
足、下肢、腰は冷えるのに、顔は火照る、「冷えのぼせ」
肩こり、生理痛、シミや、あざになりやすいなど。
また、瘀血+血虚タイプ など
いくつか組み合わさったタイプの方もいらっしゃいます。
女性の冷え性によく使われる、
当帰芍薬散 は 湿盛+血虚 タイプです。
冷えが原因で体調不良になっている方もいらっしゃいます。
冷え性の改善は漢方薬の得意分野でもありますので、
食事や生活習慣をみなおしても
冷えがなかなか改善されないという方は
是非一度ご相談ください(*^^*)