22Apr
こんにちは。
最近の自律神経失調症のご相談が
増えています。
先日来られたお客様は
飲食店の経営をされており
コロナの影響で来店客が激減し
先行きが不安で押しつぶされそうになり
変な夢ばかり見る、といったご相談。
もう一人のお客様は
コロナの影響で仕事が激務となり
長時間労働と
職場での人間関係がよろしくないために
めまいや動悸がするようになったというご相談です。
かたや、仕事をしたくてもできない
かたや、いやというほど仕事をさせられる。
どちらもコロナの影響で
今までとがらっと環境が変わった為に
心と身体が追いつけない状態です。
お一人目の方は自粛要請が出たために
しばらくお店を閉めることにされました。
開けててもお客様が来られず
来られても感染のリスクを感じながら
気を使って仕事していた時よりも
気持ちも身体も楽になったそうです。
思い切ってお休みして
ご家族やご夫婦でゆっくりお話しする時間をとるのも
いいのかもしれませんね。
自律神経失調症に対しての漢方薬の処方は
【肝気鬱血】
憂鬱感、抑うつ感、のどの閉そく感
胸が張って苦しい、
疏肝解鬱のはたらきの
四逆散、加味逍遙散など
【心肝火旺】
焦燥感、不安感、不眠、イライラ、怒りっぽい
清肝瀉火のはたらきの
黄連解毒湯、三黄瀉湯心など
【肝風内動】
頭痛、ふらつき、めまい、目がくらむ手足のふるえ
熄風のはたらきの
釣藤散、抑肝散など
漢方薬服用の際は
専門の医師、薬剤師にご相談くださいね。