23Jul
こんにちは。
久しぶりのお気に入り処方ですが、
この暑さで、
生脈散を紹介せずにはいられない気持ちになりました。
コロナ禍で、出かけるときはほぼ全員がマスクをしているような状況で
熱中症対策は必須です。
熱中症対策に漢方薬なら生脈散です。
これイチ推しです。
生脈散は
生脈散は
気陰双補のはたらきの
漢方薬です。
気虚(全身機能、代謝、抵抗力の低下)
陰虚(脱水症状、口渇、皮膚粘膜の乾燥、潤い不足)
が見られる状態に用いる漢方薬です。
生脈散は
人参、麦門冬、五味子
という処方構成で、
人参が、体力気力を増し、
麦門冬が身体に潤いを与え、
五味子が、収歛して異常な発汗を抑え
熱中症の予防や夏バテ予防によく使用されます。
イスクラ産業の麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)も
生脈散をもとに作られたもので、
麦門冬の「麦」
五味子の「味」
人参の「参」
をとって命名されたものと思われます。
今年の夏はいつもの夏より
いろんな意味で暑くて我慢の夏になりそうです。
自分の身体は自分で守る・・・
ですね。