13Nov
こんにちは。
肉芽腫性乳腺炎のご相談がありました。
ステロイドが半年間処方され、抗生剤も途中から追加で処方され、
切開した傷が一旦は傷がふさがったため、服用は中止したところ、
赤みやしこりが出てきて膿がしみだしてきたため、
乳輪化膿瘍かもしれないとの事で、
お電話でのご相談を受けました。
最初は乳輪化膿瘍と伺っていたために、
清熱解毒や、排膿のはたらきの漢方薬を服用いただきました。
一か月経過した時点では、少しいいようだがすっきりとは良くならないとの事でした。
病院ではやはり肉芽腫性乳腺炎の可能性が高く、
ステロイドがまた処方されたという事で、
清熱解毒の漢方に加えて柴胡剤を服用いただきました。
そして一か月経過しての状態は、しこりや赤みが随分と減ってきていて
病院から処方されているステロイドの量も減ってきていると。
以前はステロイドを減量すると状態が悪化していたが、
減量しても悪化せず、改善できているとの事でした。
ステロイドは炎症を伴う難病や難治性の病気に効果がありますが、
長期間使用すると副作用が心配です。
柴胡剤はステロイドのような働きをしますが、
長期で使用してもステロイドのように強い副作用がおこりにくいので、
安心して服用できます。
潰瘍性大腸炎などはステロイドが処方されますが、
柴胡剤で改善されることが多い疾患です。
もちろん柴胡を使った処方はたくさんありますので、
弁証論治によって、適切な柴胡剤を使わなくてはなりませんが
ステロイドで改善される炎症を伴う疾患にはためしてみる価値があると思われます。
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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