7Oct
こんにちは。
先日肉芽腫性乳腺炎のご相談がありました。
一週間前より右胸に痛みと張りがあり、
乳腺クリニックを受診したところ、
エコー検査から、炎症があり、
乳輪化膿瘍か、肉芽腫性乳腺炎か
はっきりわからないと言われたそうです。
薬は抗生剤と葛根湯を処方されて
服用している。
抗生剤や葛根湯を服用しているが、痛みや腫れに変化が無いため
なごみ堂にご相談に来られました。
以前も乳輪化膿瘍か肉芽腫性乳腺炎かわからない
という、同じような方のご相談がありました。
結局その方は柴胡剤を使ったことで改善されたので、
結果として肉芽腫性乳腺炎だったのだと思います。
肉芽腫性乳腺炎は抗生剤が効かず、
ステロイドを服用することで改善が見られます。
しかしステロイドは副作用があるので
長期服用は難しいです。
その点漢方薬の柴胡剤はステロイドのような強い副作用が出にくいため
長期服用が可能です。
今回の方も
柴胡剤に加え、清熱解毒、排膿のはたらきの
漢方薬を出しました。
服用開始から2週間経過して
再び来られました。
ほとんど腫れと痛みはなくなったそうです。
その後乳腺クリニックに受診して、
漢方薬を服用していることを話したら、
炎症がひいてきているので
そのまま様子を見ましょうという事になったと。
「このまま腫れがひかなかったら、
手術もしないといけないかも・・・
と言われていたので、手術しなくてすんで良かったです。」
と言われました。
肉芽腫性乳腺炎は原因がはっきりしていませんが、
自己免疫が関係しているとも言われ、
難治性の病気の為、
継続して漢方薬を服用いただく事になりました。
肉芽腫性乳腺炎や
乳輪化膿瘍でお悩みの方、
お気軽にご相談下さい。