19Nov
こんにちは。
急に寒くなってきましたね。
巷では風邪やインフルエンザが流行っています。
風邪やインフルエンザに対しての漢方薬の対処法は
風邪の時期によって違います。
まずは、
①予防的に服用できる漢方から、
世の中には風邪やインフルが蔓延している、
まさに今ですね・・・
でも、今日は人と会う約束がある、
人ごみに行かないといけない、
そんな時は、
バンラン根です、
バンラン根は「漢方の抗生物質」ともよばれれており、
抗ウィルス、抗菌、免疫強化、解熱、解毒などの作用がありと言われている植物です。
エキスタイプと
飴があります。
人ごみに行ったり、いろんな人と会うときは、
飴をなめておくと安心ですね。
②次は風邪のひき始め、
あれっ、
ちょっとおかしいな
風邪ひいちゃったかな、
ぞくぞく寒気がするな~
そんなゾクゾク期は皆さんよくご存じの
葛根湯、麻黄湯、小青竜湯などです、
身体を温めて、ウィルスを身体の外へ、
たたきだすイメージの処方です。
風邪のひき始めのゾクゾク期が過ぎると
③発熱、のどの痛み、咳など症状が出る
炎症期となります。
その場合は、
銀翹散、金羚感冒散、天津感冒片などです。
(これらはどの漢方も同じ処方内容ですが、
製薬メーカーによって
商品名が違っています。)
炎症期に使う漢方薬は、
消炎、抗菌することで、炎症を抑制し、
解熱させます。
喉の痛みや炎症をとるはたらきもあるので、
唾を呑み込むのも痛い、といった症状にも最適です。
葛根湯もいいですが、
風邪をひいた時(インフルエンザや、コロナでも)
念のため常備しておくなら、
葛根湯(ゾクゾク期)タイプと
銀翹散(炎症期)タイプ
両方あった方が良いのですが、
どちらか1つだけ、という事なら
ゾクゾク期はあっという間に過ぎて、
炎症期に移行することが多いので、
銀翹散タイプの漢方薬の方が
使い勝手が良いと思います。
④最後は、風邪が治りきらないタイプ、
風邪症状は治ったが、
微熱が続いたり、だるさがとれない時、
柴胡剤が有効です。
免疫を強化することで、
グズグズと治りきらない
慢性化した風邪に効果があります。
⑤また風邪は治ったが、咳だけ残っている、
などの方には、麦門冬湯、や参蘇飲など、
咳に特化した処方もあります。
そして体力のないお子さんや、妊婦さん、胃腸の弱い方は
香蘇散は安心して服用できます。
このように、風邪やインフルエンザの漢方悪は
風邪の時期、症状や服用する方の体力、胃腸状態などによっても違ってきます。
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