1Jun
こんにちは。
先日は子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫、子宮筋腫、等のご相談の方に
服用いただく事が多い、水快宝についてお話しましたが、
本日は同じ破血剤に分類される、
爽月宝の使い方について使い方をご説明したいと思います。
先日からの重複になりますが、
子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮筋腫の原因は、
「お血」と呼ばれる「血流の停滞」が原因です。
血流が停滞することで、組織変成、組織増殖、血腫などが生じ、
筋腫や子宮内膜症、卵管癒着なども起こりやすくなります。
そのお血を改善するのが、活血化お剤ですが、
その中でも破血に分類される、水蛭(すいてつ)莪朮、山棱などは
鬱血の除去、や凝血や血腫の分解吸収の働きがあるとされています。
水快宝と爽月宝の違いですが、
共通して入っている生薬は、水快宝と爽月宝の違いですが、
共通して入っている生薬は、莪朮と山棱です。
そして水快宝にはプラス「水蛭」
爽月宝にはプラス「ピクノジェノール」が入っています。
ピクノジェノールは純天然物で主に松の皮やブドウの種から抽出され、
化痰や抗炎症、開竅通絡の働きから
腫れや痛み、つまっていたものを通す作用があります。
生理痛や、腰痛、坐骨神経痛、膝関節痛など、
痛みや炎症があるところには、水が寄ってきて腫れて痛みが増します。
その腫れや、痰湿をとってくれて、痛みを改善したり、つまりをとってあげる効果に
優れています。
そのために、生理痛などの痛みが強い方、卵管閉塞や癒着の方にお勧めしています。
生理痛には本当に効果があって、十年来の鎮痛剤も効かない強烈な生理痛が、
改善されたという方もすごく多いです。
水快宝は莪朮+山棱+山査子+水蛭
爽月宝は莪朮+山棱+桂皮+ピクノジェノール
の特性から、
※水快宝は溶血に優れているために、筋腫が大きく、腺筋症や子宮内膜症が進んでいる方、
月経過多がひどくない方、または閉経された方
※爽月宝は生理痛がひどく癒着や卵管閉塞がある方、月経過多がひどい方、
また水快宝と爽月宝の合わせ技で、
「水快宝3錠、爽月宝3錠、朝夕服用」
または
「水快宝4錠、爽月宝2錠、朝夕服用」など、
その方の筋腫の大きさや生理痛の強さなどにより、
服用量を調節して、1番合った配合で服用頂いています。
水快宝、爽月宝をうまく使う事で、子宮筋腫や、内膜症、子宮腺筋症などの
お悩みの改善につながると思います。
破血剤は一般の活血剤よりも、
認知度は低いですが、効果の面ではとても優れています。
服用の際は、漢方薬専門の薬剤師にご相談ください。