38歳(女性)不妊症相談

《お悩みの症状》
結婚6年、
2年前に子宮内膜ポリープの手術と、
左右の卵巣チョコレート嚢胞の手術をしている。

他に子宮内膜症、卵管水腫、黄体機能不全がある。
基礎体温がギザギザで、2層にならない。
生理痛が毎回ひどい。

タイミング療法ののち、人工授精をしたが妊娠に至らず。
体外受精に備えて、体調を整えたいとご来店。

基礎体温表からは、
卵巣チョコレート嚢胞の手術の為か、卵巣機能が年齢よりも
低下しているようにみえました。

《処方1》
漢方薬は
内膜症などの骨盤内の癒着や炎症がみられるため、
活血化お剤を。
卵巣機能の改善の目的で補腎剤、
また高温期のオリモノが多いことや、卵管水腫があることから
化痰剤を服用頂いた。

《経過1》
1か月の服用で、2層にみえなかった基礎体温が、
低温期、高温期に分かれ、かろうじて2層にみえるようになった。
そしてひどかった生理痛が楽になった。

《経過2》
同処方でもう1か月服用して頂き、
体外受精のため採卵。
胚盤胞1個と初期胚2個を凍結。
移植前の子宮鏡検査をしたところ、
子宮内膜が、ぼこぼこで鬱血した状態のため
着床しずらいかもしれないと婦人科の先生から言われる。
お血をとる漢方薬を服用していると伝えると、
そのまま服用してくださいと言われたとのこと。

《処方2》
移植5日前からは、漢方薬は、気血双補剤、シベリア霊芝を服用頂いた。

《経過3》
胚盤胞を移植。
この時は妊娠反応マイナス。
次の移植にむけて、
子宮内の環境改善の為に最初の処方に戻し、2ヶ月服用。

《処方3》
再び移植5日前より、前回の移植の時の気血双補剤、シベリア霊芝に加え、補腎剤も服用頂きました。

《経過4》
凍結の初期胚を2個移植、
妊娠反応プラス。
2個の胎嚢確認でき、2人の心拍確認ができ、
双子ちゃんです。

《当店より》
今回のケースは卵巣機能の低下に加え、
着床障害も考えられるご相談でしたが、
採卵前に補腎剤を服用したことと、
移植までの期間に、活血化お剤を服用することで、
子宮内の鬱血した環境を改善できたことが、
良い結果につながったのではないかと思います。

また、厳しい状況の中でも、

「やるしかないですよね。」とおっしゃって、頑張られた
お客様の前向きな姿勢がプラスにはたらいたと思われます。